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【2019年参院選】共産党が選挙公約「希望と安心の日本を」を発表

参議院選挙にむけて、共産党がきのう選挙公約を発表しました。スローガンは「希望と安心の日本を」です。
公約ではまず、年金問題や消費増税、憲法改正や原発政策などをめぐって安倍政権を批判しているニャ。
その上で、市民や野党各党との連携を強調して、

日本共産党は、安倍政権へのもっとも厳しい対決者として、国会での論戦でも、広範な市民のみなさんとの運動でも、安倍政治を追及してきました

この日本共産党が、比例代表選挙でも複数選挙区でも、躍進することが、安倍政権への最大の痛打であり、安倍政治に代わる新しい政治をつくる市民と野党の共闘を強く、大きくする、もっともたしかな力です

などと存在意義をアピールしているニャ。

公約では、以下の9つの政策の柱を掲げているニャ。

1、消費税増税の中止、くらしに希望を――3つの提案
2、「戦争する国」への歯止めなき暴走を止め、憲法を生かした平和外交を
3、原発ゼロの日本、再生可能エネルギーへの大転換を
4、異常な米軍基地の特権をただし、対等・平等・友好の日米関係をめざします
5、憲法を生かした政治に――生存権、子どもの権利、知る権利を保障します
6、日米FTA交渉の中止――食料主権、経済主権を尊重した平等互恵の経済関係を
7、中小企業と農林水産業の振興で地域経済に希望を
8、災害から国民のいのちとくらしを守ります
9、差別や分断をなくし、誰もが尊厳をもって自分らしく生きられる社会に

年金をめぐっては、物価や賃金の伸びより年金給付の水準を抑える「マクロ経済スライド」を廃止し、「減らない年金」にすると主張しています。
低年金者に一律月5000円を上乗せする一方で、高額所得者への年金保険料を引き上げると訴えています。
最低賃金については

ただちに全国どこでも1000円に引き上げ、すみやかに1500円をめざします

としているわ。他にも、段階的な教育の無償化も掲げているわ。
財源については、

「消費税に頼らない別の道」で財源を確保します

として、大企業や富裕層に対する課税強化で7兆5000億円の財源を確保すると訴えているわ。

エネルギー政策をめぐっては、

原発の再稼働を中止し、すべての原発で廃炉のプロセスに入ります

核燃料サイクル(プルトニウム循環方式)からただちに撤退します

原発ゼロを掲げとるで。また、

2050年までの温室効果ガス排出実質ゼロを目標にします。
そのために、2030年までに電力の4割を再生可能エネルギーでまかなうことを目標に、省エネ・節電の徹底と再生可能エネルギー大幅導入をすすめます

と主張しとるで。

憲法改正については、

安倍9条改憲に反対し、断念に追い込みます

と主張しておる。
さらに、安保法制の廃止や「イージス・アショア」の配備撤回、普天間基地の辺野古移設にも反対を明記しておるのう。

共産党は、

9条を生かした平和外交―「北東アジア平和協力構想」を推進します

と訴えているヨ。
政府・与党が現実路線、共産党は憲法9条の価値観を重視した理想路線っていう違いなのかナ。

安倍政権や自民党と共産党とは、あらゆる面で主張が対立していますね。
自民党の選挙公約と読み比べて、選挙をきっかけに、自分の考えを整理できるといいですね。

【朝刊比較】5紙の1面記事&社説一覧

朝日新聞

毎日新聞

日経新聞

読売新聞

産経新聞

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