調査報道

読売新聞「平成の大合併」による経費削減 推計の2割

1万円札、5000円札、1000円札が新しくなるみたいだわ。毎日新聞が1面トップで報じているわよ!
日経新聞も1面で伝えているよ。肖像画は、1万円札は渋沢栄一、5000円札は津田梅子、1000円札は北里柴三郎で検討しているみたいだね。
朝日新聞には載ってなかったです。きのう夜たまたま見たフジテレビの報道には「独自」って書いてありました。
【独自】20年ぶりに紙幣刷新の方針 1万円札は渋沢栄一氏
「独自」っていうのは、一番最初に報じたってことですか?
そういうことじゃ。まだ公になっていない事実を自社の取材によって把握して記事にする時、この業界では「独自」と銘打ってアピールするんじゃ。
フジテレビの「独自」報道でこの話を知った他社は、あわててこのニュースを追いかけたんやろうか?
そうじゃろうな。
もちろん、実はフジテレビ報道の前から把握してたけど、たまたま記事にするタイミングが後になっただけ、という可能性もあるがのう。
産経新聞は紙面にはその記事が見つからなかったんやけど、ネットには掲載されとったわ。朝刊の印刷には間に合わなかったってことやろうな。
朝までに報じていない朝日新聞や読売新聞は、事実関係の確認ができなかった、ということかしらね。
悔しいけど、きっとそういうことですね。
ただ、報道によれば今日にも発表されるんですね。負け惜しみじゃないけど、明日になれば発表されることを少しでも早く報じる競争ってどうなんですね。
「新聞」は「新しく・聞く」って書くくらいじゃからのう。まだ記事になってない話を他社に先んじて報じることが重宝されるのが、この業界の現実じゃよ。
でも正直、そういう「明日になれば発表される事実の先駆け報道合戦」より、調査報道とかに力を注いで欲しいと思うけどね。
同感だわ。そういう意味では、今日の読売新聞の1面記事
平成の大合併 経費削減 推計の2割…民間委託費が大幅増
これは1つの調査報道として、評価したいわ。
なになに、「平成の大合併」で期待された市町村の経費削減の効果について、読売新聞が調査したんやな?その結果、国の研究会による推計の2割にとどまっていることがわかった、と分析ととるで。
・・まあ、「紙幣刷新」ニュースをすぐ追いかけられなかった中でほめられるのも、複雑な気分じゃがのう。
国民の関心事をいち早く報じることも重要ですが、こうした調査報道に報道機関が力を入れていけば、言論空間の底上げにつながりそうですね。

けさの1面記事&社説一覧

朝日新聞

毎日新聞

日経新聞

読売新聞

産経新聞

今日の産経新聞の1面記事はこれやで!

社説はこれや!