内閣府が発表した7月〜9月までの実質GDP(=国内総生産は)成長率は、前の3か月と比べてマイナス0.3%、年率に換算してマイナス1.2%となり、2期ぶりにマイナスに転じた。
茂木経済再生担当大臣は記者会見で、「相次いで発生した自然災害により一時的に個人消費が押し下げられたことや輸出がマイナスになったことが影響していると考えている」と述べ、北海道での地震や台風21号の被害で関西空港が一時閉鎖するなど自然災害が相次いだことが背景にあると指摘した。
茂木大臣はまた、「景気はゆるやかに回復しているとの認識に変わりはない」との考えを示すとともに、「今年度の補正予算を迅速かつ着実に実施するとともに、来年10月に予定されている消費税率の引き上げを控え経済運営に万全を期していく」と強調した。