タイで受注した発電所の建設事業に関連して現地の公務員に約3900万円の賄賂を渡したとして、東京地検特捜部は大手発電機メーカー「三菱日立パワーシステムズ」の元取締役ら3人を不正競争防止法違反の罪で在宅起訴した。東京地検と会社は「司法取引」で合意し、捜査協力への見返りに法人としての会社の起訴は見送られた。ことし6月に導入された「司法取引」を適用するのは今回が初めて。