韓国のムンジェイン大統領の特使として北朝鮮を訪問した韓国のチョンウィヨン国家安保室長は、5日に北朝鮮のピョンヤンで行われたキムジョンウン朝鮮労働党委員長などとの会談について発表した。発表のポイントは以下の通り。
・4月末に、南北の軍事境界線にあるパンムンジョムの韓国側の施設で首脳会談を実施することで合意した
・南北首脳間のホットラインを設置する
・北朝鮮は、アメリカと韓国の合同軍事演習について理解を示した
・北朝鮮は、朝鮮半島の非核化の意志を明確にし、北朝鮮に対する軍事的な脅威が解消されて北朝鮮の体制の安全が保障されるならば、核を保有する理由はないという考えを示した
・北朝鮮は、対話が持続する間は、追加の核実験や弾道ミサイルの発射実験などの軍事挑発は行わないことを表明した

北朝鮮の国営メディアも、韓国の特使との会談についてキム委員長は特使から南北首脳会談と関連したムン大統領の意向を伝えられて意見を交わし、満足のいく合意に達した」と伝えた。
アメリカのトランプ大統領はツイッターに、「北朝鮮との対話に関して、進展があったかもしれない」「関係国による真剣な取り組みが行われた。間違った希望かもしれないが、アメリカはどちらの方向であっても本気で取り組む用意がある」などと投稿した。