国連の安全保障理事会で、アメリカが提案した北朝鮮に対する新たな制裁決議の採決が行われ、中国・ロシアを含む全会一致で採択された。北朝鮮への灯油やガソリンなど石油精製品の輸出を90%削減することや、海外で働く北朝鮮労働者を2年以内に送還することなどが盛り込まれている。
また、北朝鮮が新たな核実験や長距離弾道ミサイルの発射を強行した場合、北朝鮮への石油供給をさらに制限する措置をとることが初めて盛り込まれた。
アメリカのヘイリー国連大使は「今回の決議はこれまでで最も強い制裁内容が含まれ、北朝鮮に対する圧力をさらに強めるものだ。北朝鮮によるさらなる挑発には、さらなる制裁で対応する」などと述べた。