沖縄のアメリカ軍普天間基地に隣接する宜野湾市の小学校のグラウンドに、飛行中のアメリカ軍の大型ヘリコプター「CH53」から重さ約8キロの窓が落下した。当時グラウンドでは約50人の小学生が体育の授業を受けていて、4年生の男子児童の左腕に落下に伴って飛んできたものが当たった。
アメリカ軍は「この事態を非常に重く受け止め調査している。安全の確保と場の保全のため、地域の方々には現場に立ち入らないよう求める。非常に残念な事件で、周辺地域に不安に与えたことを謝罪する」などとコメントを発表した。
翁長知事は現地を視察したあと記者団に対し、「校庭のど真ん中に落ちて来たということは、とんでもないことで許されない。体育の授業をやっていたということだが、われわれがいちばん守らなければいけないのは子どもたちだ。何回も何回も繰り返されてきているが、もう言葉にもならない気持ちだ」などと強く批判した。
山本防衛副大臣は在日アメリカ軍のマルティネス司令官に対し、安全が確認されるまで同型機の飛行を自粛するよう申し入れた。