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【ニュース用語解説】「三権分立」と「議員内閣制」

皆さん学校で「三権分立」と言う言葉を学びましたね?その意味を覚えていますか?
「三権」とは、法律を作る「立法」、法律に基づいて国を運営していく「行政」、法律に基づいて裁く「司法」の3つのことですね!
国家権力の集中を避けるために、「三権」をそれぞれ独立した機関にゆだねよう、ということよね。
「三権分立」の考えは、18世紀に思想家モンテスキューが体系化して、1787年に制定されたアメリカ合衆国憲法に採用されたんだヨ。
日本では、立法は「国会」が、行政は「内閣」が、司法は「裁判所」が担って、以下の図のように相互に抑制しあっておる。

三権分立イメージ(衆院HPより引用)

一方で、最近「官邸主導」という言葉をよく聞くで。国会よりも内閣に力が集中している、ということやんな?
その通りです。
その背景の1つには、日本が採用している「議員内閣制」という制度があります。
「議員内閣制」とは、国会議員の中から内閣総理大臣を選ぶ、ということです。
つまり、国会で最大勢力の自由民主党のトップが、内閣総理大臣に選ばれることになるニャ。
「議員内閣制」ではない国もあるのかニャ?
アメリカは「議員内閣制」ではなくて「大統領制」だヨ。
アメリカの議会、上院と下院の議員から大統領を選ぶのではなくて、大統領選挙で勝利した人が行政府のトップ、アメリカ大統領になるんだヨ。
日本では、自民党のトップである安倍総裁が総理大臣になって、事実上、立法府と行政府の両方を握っているようなものね。
特に今は「安倍一強」と言われるほど安倍さんに権力が集中しておる。自民党内に強力なライバルがいないことも大きな要因じゃ。
「安倍一強」だからこそ、長期政権のもとで政治に安定がもたらされてるんやで!
その一方で、森友学園や加計学園をめぐる問題で「忖度(そんたく)」が問題になったように、長期政権の弊害もあります!
アメリカは共産党と民主党という2大政党制が根付いているけど、日本は野党が弱すぎて有権者にとっての選択肢がないよネ。
日本も政権交代可能な政治を目指して小選挙区制度を導入しましたが、民主党政権の「失敗」もあり、2大政党制は定着していません。
ただ、2大政党制が必ずしも正解ではなく、完璧な政治システムなど存在しません。
政治のあり方を常に考えていくことが大切ですね。

【朝刊比較】5紙の1面記事&社説一覧

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