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【2019年参院選】争点ピックアップ「女系天皇の容認」めぐる各党の主張

今回のテーマは、女系天皇を認めるかどうか、です。
女生天皇と女系天皇、女性宮家などのニュース用語については以下の記事を参考にして欲しいニャ。
【ニュース用語解説】女性天皇・女系天皇って?
【ニュース用語解説】「女性宮家」ってなに?
主要5新聞の主張については、以下の記事も読んでほしいニャ。
【賛否両論】「女系天皇」の是非(産経は反対、読売は中立、ほか3紙は前向き)
自民党は、公約でも詳しい政策集でも、天皇制度には言及しておらん。党内に、男系男子による皇位継承を重視する「保守派」を抱えておるからのう。反対を明言はしておらんが、自民党は女系天皇に慎重な立場じゃ。
公明党も、公約に天皇制度への言及はないヨ。保守層を支持基盤に抱える自民党と連立を組む公明党としては、議論を慎重に進める立場だネ。
野党第1党の立憲民主党は2019年6月に、女系天皇を容認する「論点整理」を取りまとめていて、前向きな立場です!
だけど、参議院選挙にむけた公約の中では、

安定的な皇位継承に向けて、「女性・女系皇族への皇位継承資格拡大」や「女性宮家の創設」などの論点をとりまとめました

と紹介するにとどめていて、公約には位置付けていません。

国民民主党は参院選にむけた公約の中で、

歴史上例がある女性天皇の即位を法制上可能とします。これまで前例のない女系天皇については慎重に議論を進めます

と明記しているわ。女性天皇は容認を明言する一方で、女系天皇については慎重な姿勢を示しているわ。

共産党と社民党は女系天皇に賛成の立場だニャ。
志位委員長は2019年6月に記者会見で

男性に限定する合理的根拠はないはずだ

と明言したニャ。

社民党も2017年2月に公表した「天皇の退位等についての見解」の中で、

男女平等の観点から、女性にも資格があるというのは当然であり、女性・女系天皇を積極的に認めるべきだと考えている

と明確に打ち出しているニャ。

維新の公約に天皇制度への言及はないで。幹事長が記者会見で「女性宮家」に言及したことはあんねんけど、少なくとも「女系天皇」をめぐる見解はまとまってないみたいや。
選挙戦の争点にはそぐわないテーマですが、各党の天皇制に対するスタンスも知っておきたいですね。

【朝刊比較】5紙の1面記事&社説一覧

朝日新聞

毎日新聞

日経新聞

読売新聞

産経新聞

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