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【2019年参院選】公明党が選挙公約「小さな声を、聴く力。」を発表

参議院選挙にむけて、公明党がきのう政策集を発表しました。スローガンは「小さな声を、聴く力。」です。
公約では重点政策として、

1 身を切る改革の先頭に
2 経済を再生し、安心の福祉を
3 希望ある“幸齢社会”へ
4 一人の生命を守り抜く

これらの4つを掲げているヨ。

公約で真っ先に掲げているのは国会議員歳費の10%削減だわ。

10月からの消費税率10%への引き上げで、 国民に負担をお願いする今こそ、国会議員自らが、痛みを伴う「身を切る改革」を断行し、 その覚悟を示すべき

と意義を強調しているわ。

「身を切る改革」といえば、日本維新の会が国会議員の定数削減や人件費削減を訴えてきたで。
公明党は、関西で競合する維新を意識しているみたいやな。
最低賃金については、

2020年代前半には全国加重平均で1,000円超に、2020年代半ばには47都道府県の半数以上で1,000円以上

に引き上げる目標を掲げています。

幼児教育無償化の対象拡大や出産育児一時金の42万円から50万円への引き上げ、高齢者福祉の拡充、なども盛り込んでいるネ。
憲法改正については、

新しい価値観、理念や、憲法改正でしか解決できない課題が明らかになれば、現行憲法の基本を維持した上で、必要な規定を付け加える(加憲)ことによって改正することを考えています

と主張しておる。
具体的な項目としては、地球環境保全や大災害時の国会議員の任期延長を挙げておるのう。

一方で、安倍総理や自民党が主張している憲法9条への自衛隊明記については、

多くの国民は現在の自衛隊の活動を理解し、支持しており、違憲の存在とは考えてはいません

必要性を疑問視しとるで。
9条改正は

今後、慎重に議論されるべきです

と指摘していて、連立を組む自民党との温度差は改めて明らかやな。

原発については、

再エネの主力電源化に向けた取り組み等を通じて、原子力発電に代わる再エネ等を最大限導入し、原発の依存度を着実に低減させるとともに、原発の新設を認めず、徹底した省エネの推進、火力発電の高効率化等を図りつつ、原発に依存しない社会 “ 原発ゼロ ” をめざします

と主張しています。

公約では、天皇制度については言及しておらんのう。
他には、

同姓または別姓の選択を認める選択的夫婦別姓の導入の実現に向けて議論を進めます

として、選択的夫婦別姓には前向きだわ。

自民党と連立政権を組んでいる公明党ですが、自民党が目指す憲法9条改正に慎重だったり、自民党が公約で言及していない選択的夫婦別姓に前向きだったりと、自民党とは随所で主張が異なります
こうした特徴から、公明党は「与党内のストッパー」と表現されることもありますね。

【朝刊比較】5紙の1面記事&社説一覧

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読売新聞

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