ことし夏の参議院選挙に合わせて、衆議院の解散・総選挙が行われるのではないかという憶測が与野党に広がっています。
きのう、安倍総理大臣はNHKの番組「日曜討論」の中で、「衆参同日選挙は頭の片隅にもない」と否定しています。自民党と連立を組む公明党の山口代表も「衆参同日選はエネルギーが分散するので得ではなく、できるだけ避けたほうがいい」と否定的です。
だけど、立憲民主党の枝野代表はこの番組内で「あり得るだろうという想定で準備をしたい」と言っていたね。国民民主党の玉木代表も「野党がバラバラだと50%の確率で同日選だ」と警戒しているよ。
安倍総理の「頭の片隅にもない」発言は、額面通り受け止められていないってことね。安倍総理大臣は2014年と2017年に衆議院を解散した経緯もあるし、疑心暗鬼になっているようね。
安倍総理の弟である自民党の岸信夫議員はきょうの産経新聞のインタビュー記事の中で、安倍総理は言葉では否定しているけど、どのタイミングで選挙すべきかは常に考えているかもしれない、と衆参同日選の可能性を指摘しとるで。
与党にとっては「衆参ダブル選挙」の方が有利なんじゃ。バラバラな野党にとって、参議院に加えて衆議院もとなれば、候補者を一本化させるのは難しいからのう。それに、参議院選挙だけだと「政権選択」に直結しないから、政権に対する批判票が大きくなりやすいという側面もあるんじゃ。
現在は衆院・参院ともに、憲法改正に前向きな勢力は、憲法改正の発議に必要な3分の2を上回っています。安倍総理としては、この勢力を維持できるかどうかをにらみながら、衆院の解散、総選挙も行うかどうか判断することになりそうです。

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