経団連の中西会長は記者会見で、「採用活動に関する指針を経団連としては策定しない」と述べ、企業の採用活動の解禁時期などを定めた「就活ルール」を廃止することを表明した。
「就活ルール」は採用面接の解禁時期を大学4年の6月以降などと定めているものの、外資系企業などがより早い時期に採用活動を行い、ルールの形骸化が指摘されてきた。
現在の指針は2020年春の入社まで適用される。2021年春の入社以降の新卒者に関する新たなルールは、経団連にかわって政府が主導し調整する。