1面記事一覧
朝日新聞 1面記事一覧
(チャイナスタンダード)飢餓の国、服飾工場に変えた エチオピアに中国式援助
逆走台風、西日本横断へ 通過後も大雨・突風警戒
クリムト「ユディト1」、来春東京に 油彩画20点
毎日新聞 1面記事一覧
台風12号 西日本横断へ 豪雨被災地、2次被害の恐れ
高波で国道冠水 車数台立ち往生 神奈川・小田原
防衛省 電子攻撃機導入を検討 敵の通信を妨害
ストーリー ラグビーW杯「釜石へ」(その1) 寡黙な勇士の突破力
日経新聞 1面記事一覧
データが導く金融大競争 IT各社、銀行介さず融資 創業直後の資金調達に道
医療・介護の個人情報共有 全国の病院、適切処置で費用抑制
救難飛行艇「US2」、ギリシャへ輸出検討 防衛装備 初の売却めざす
太陽光の自家消費支援 京セラなど企業向け、売電価格下落で
読売新聞 1面記事一覧
物価見通し引き下げへ…日銀 19年度「1%台半ば」
台風西進 厳戒…三重に上陸 豪雨被災地接近へ
[地球を読む]「豊かな小国」の躍進モデル 国家像を探る…大阪大学名誉教 授猪木武徳
産経新聞 1面記事一覧
五輪会場ごと「暑さ指数」 熱中症対策 政府 2日先まで予測
自民党総裁選2018 竹下派分裂 影響力低下も 参院支持 石破氏「ポスト安倍」に芽
台風西進 東海上陸へ 大雨・土砂災害に警戒
小さな親切、大きなお世話 作家 曽野綾子 心身ともに大事な「免疫」
社説一覧
朝日新聞
毎日新聞
日経新聞
読売新聞
産経新聞
社説読み比べ(不祥事続いた財務省の新体制)
森友学園への国有地売却をめぐる文書改ざん問題や、事務次官の女性記者へのセクハラ問題など不祥事が続いた財務省は、空席となっていた事務次官位に岡本主計局長が、国税庁長官に藤井次長が昇格するなどの新たな体制を決めました。
一連の問題の責任を取って麻生大臣が辞任することはありませんでした。
事務次官の人事をめぐっては、岡本氏が文書改ざん問題で処分を受けたために他の幹部を起用する案が報道で取りざたされてきましたが、本命の岡本氏の起用に落ち着きました。
今回の人事について、きのう朝日新聞・毎日新聞・読売新聞が、きょう日経新聞が社説を掲載しています。
4紙のうち、朝日と毎日は麻生大臣が責任を取って辞任しないことなどを厳しく批判しています。
これに対して日経と読売は、説明責任や、政治と官僚の「公正な関係」などの重要性を指摘してはいるものの、今回の人事そのものに対する否定的なコメントはありません。
朝日新聞
朝日新聞はきのうの社説「財務次官人事 これで刷新できるのか」の中で、
と批判。岡本氏を事務次官に起用したことについて、
結局、本命の起用に至ったのは、内閣支持率なども見ながら、「森友問題に対する批判はやり過ごせた」とみたからではないか。
と指摘。
20年前、財務省の前身の大蔵省で接待汚職事件が起きたときは、大臣や事務次官は辞任し、官房長は降格になった。いまはどうか。国民を代表する国会を欺いても、本来辞めるべき責任者の麻生氏は財務相の職にとどまったまま。注意を受けた幹部も昇格する。投げかけられた問題の深刻さを、理解していないとしか思えない。
などと、過去の不祥事と比較して、今回の政府の対応を非難。
国民の信頼を失った組織を、刷新するつもりはないのではないか。そう判断せざるをえない人事だ。
と、今回の人事を批判しています。
毎日新聞
毎日新聞はきのうの社説「森友問題と財務省人事 ゆがんだままの「政と官」」の中で、
安倍政権は官邸への権力集中を極端に進めた。官僚が立場を踏み外して、政権におもねる状況を生み出した。公文書改ざんも官僚の過剰な防衛意識が働いたためとみておかしくない。なのに首相は改ざんの責任を官僚に押しつけてしまった。
森友・加計問題について、首相は「行政のトップとしてうみを出し切る」と明言している。だが麻生氏は財務相に居座り、首相も辞めさせようとはしない。加計問題は首相が納得できる説明をしようとしない。政治が責任を明確にしない限り、「政と官」のいびつな関係を生み出す構造は変わらない。
などと指摘し、安倍政権による権力集中が、官僚が文書を改ざんする状況を作ったにもかかわらず、政治が責任を取っていないことを批判。
ゆがんだ「政と官」の関係をどう正常化していくかが問われているのに、その答えになっていない。
と、今回の人事を批判しています。
日経新聞
日経新聞はきょうの社説「納税者に信頼される財務省に 」の中で、予算編成や来年10月の消費増税にむけて
政策の円滑な実行には、税財政を立案し徴税を執行する財務省・国税庁が納税者の信頼を取り戻すことが不可欠である。新次官を先頭に組織の規律回復に邁進してほしい。
信頼回復への道は険しいが、新次官と長官が納税者に向き合う覚悟で説明責任を尽くすことが助けになろう。
として、新体制に「説明責任」を求めてはいますが、今回の人事そのものに対する否定的なコメントはありません。
読売新聞
読売新聞はきのうの社説「財務省新体制 組織風土を抜本的に改めよ」の中で、
財務省は、岡本新次官を議長とする「コンプライアンス推進会議」を省内に新設する。有識者を財務省参与に招き、大臣官房が担ってきた法令順守や内部統制などに取り組むという。狙いは分かるが、実効性が伴わなければ、意味がない。職員の意識改革などを地道に進めていくことが重要となろう。
と指摘しています。
毎日新聞も社説で指摘している「政治と官僚の関係」については、
政治と官僚のあり方にも改めて目が向けられた。国民に疑念を抱かせることのないよう、公正で透明性の高い関係を構築する必要がある。
と述べるにとどめ、麻生大臣の引責辞任などは求めていません。
コメント