北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」によると、キムジョンウン朝鮮労働党委員長は5月31日、ロシアのラブロフ外相とピョンヤンで会談した際、「朝鮮半島の非核化に対するわれわれの意思は変わりなく一貫しており確固たるものだ」「米朝関係と朝鮮半島の非核化で新たな解決方法を探って段階的に解決していくことを希望する」などと述べた。
これに対しラブロフ外相は、「米朝首脳会談と朝鮮半島の非核化を実現するための北朝鮮の立場をロシアは全面的に支持する」と応じたという。
両国はまた、国交を結んで70年となる今年中に、キム委員長とプーチン大統領の首脳会談を開催することで一致した。
北朝鮮としては、アメリカのトランプ大統領との首脳会談に向けて、友好国ロシアの支持を得て有利な外交環境を整える狙いがあると見られる。