法律の正式名称は「政治分野における男女共同参画推進法」で、女性の声を政治に反映させるために、国会や地方議会の選挙での男女の候補者数ができるかぎり「均等」になることを目指すもの。政党や政治団体に対して、「男女のそれぞれの公職の候補者の数について目標を定める等、自主的に取り組むよう努めるものとする」と努力義務を課している。参議院本会議で全会一致で可決され、成立した。
野田女性活躍担当大臣は記者団に対し、「この法律によって日本の政治が大きく変わると期待し信じている。立候補をためらっていた女性が勇気を持って立ち上がることを期待したい」などと述べた。今後、各政党の取り組みが問われることになる。