アメリカのトランプ大統領は演説で「今の核合意のもとではイランの核保有を止められない。核合意は根本的に欠陥だ」と述べ、「イラン核合意」から離脱し、イランに対し過去最大級の経済制裁を行うと発表した。イランの中央銀行などと取り引きする外国の金融機関や、イランの原油など資源の取り引きに関わる企業などが制裁の対象になる。
「イラン核合意」はアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、中国の6か国が2015年にイランと調印したもので、イランが核開発を大幅に制限する見返りにイランに対する経済制裁を解除する内容。