日本政府によると、午前3時18分ごろ、北朝鮮西岸から発射された弾道ミサイル1発は、約1000キロ飛行して青森県の西約250キロの日本海の日本のEEZ(=排他的経済水域)内に落下したと推定される。ミサイルの飛行時間は約53分間で過去最長。通常より発射の角度を上げて高く打ち上げる「ロフテッド軌道」で発射され、高度は4000キロを大きく超え、過去最高の高度に達した。通常の弾道で飛ばせば射程が5500キロを超えるICBM(=大陸間弾道ミサイル)と見られる。
北朝鮮の弾道ミサイル発射は2017年に入ってから14回目で、9月15日以来約2か月半ぶり。11月20日にアメリカのトランプ政権が北朝鮮をテロ支援国家に再指定して以降初めて。また、北朝鮮の弾道ミサイルが日本のEEZ内に落下したのは7回目。