学校法人「加計学園」が獣医学部を愛媛県今治市に新設する計画について、文部科学省の大学設置審議会は、来年4月の開学を認める結論をまとめ、今月10日、林文部科学大臣に答申した。
林大臣は記者会見で「申請された計画は、大学設置基準等の法令に適合していると判断されたものであり、審議会の答申結果を尊重して、認可することを判断した」「開設以降は、認可した計画を確実に履行して適切な教育環境を提供していただきたい」などと述べた。
これについて立憲民主党の長妻代表代行は、「いろんな疑惑が晴れていない中で、野党が『認可は留保してほしい』と言ってきたにもかかわらず、林文部科学大臣の判断で認可したということは、厳重に抗議したい。認可を撤回して、きちんとした説明をしてもらわないといけない」などと反発。
民進党の大塚代表も、「加計学園と森友学園の問題はまだまだ疑問が山積しており、国会で事実関係を解明していきたい」などと述べた。