北朝鮮の国営メディアによると、北朝鮮は29日、キムジョンウン朝鮮労働党委員長の立ち会いのもと、新型の中距離弾道ミサイル「火星12型」の発射訓練を行い、北太平洋の目標水域に予定通り落下した。韓国で8月31日まで行われているアメリカと韓国の合同軍事演習への対抗措置だとしている。
キム委員長は「訓練は、敵の基地があるグアム島をけん制するための前奏曲だ。今後、太平洋を目標として弾道ミサイルの発射訓練を多く実施すべきだ」「われわれはアメリカの言動を引き続き注視し、それによって今後の行動を決心する」などと述べ、アメリカをけん制した。