韓国のムンジェイン大統領はアメリカの新聞「ワシントン・ポスト」電子版に20日に掲載されたインタビューで、慰安婦問題をについて「最終的かつ不可逆的な解決」とした2015年12月の「日韓合意」をめぐり、「わが国民は情緒的に受け入れることができていない」「問題解決の核心は日本が法的責任を認めて公式な謝罪をすることだ」などと述べた。一方で、「慰安婦問題にだけこだわることによって両国関係の発展を妨げてはならない」とも述べた。
ムン氏が大統領に就任してから、慰安婦問題に関する日本の法的責任や謝罪について言及したのは初めて。
菅官房長官は記者会見で、「あらゆる機会を捉えて、合意の着実な実施を求めていきたい」「一昨年の日韓合意で政府としては心からのおわびと反省の気持ちを表明している」などと述べた。