アメリカの中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)は金融政策を決める会合で利上げを実施することを決めた。「0.75~1%の範囲」となっている今の政策金利を0.25%引き上げ、「1~1.25%の範囲」とする。
利上げの判断について、FRBのイエレン議長は記者会見で、雇用情勢の改善などを挙げた。
FRBはリーマンショック以降続けてきた「ゼロ金利政策」を2015年12月に解除し、利上げを始めた。その後、2016年12月、2017年3月、そして今回と、3か月ごとのペースで利上げを行ってきている。
FRBは今年あと1回、来年は3回利上げを行うというこれまでの見通しを維持し、長期的な金利水準を3%と想定している。