韓国駐在の長嶺大使は、去年12月韓国プサンの日本総領事館の前に慰安婦問題を象徴する少女像が設置されたことへの対抗措置として、森本プサン総領事とともに今年1月から一時帰国していた。
日本政府は、?韓国大統領選挙の情報収集、?次期政権への備え、?北朝鮮問題への対処について韓国政府との連携、の3つの目的のため、約3か月ぶりに長嶺大使らを韓国に戻した。
長嶺大使は、大統領の職務を代行しているファン・ギョアン首相に対し、慰安婦問題をめぐる「日韓合意」の順守を次の政権に引き継ぐよう求める方針。
韓国外務省は大使の帰任を歓迎する意向を示しているが、韓国では「日韓合意」や少女像の撤去に反対の世論が強く、先行きは不透明。