天皇陛下の退位をめぐり、2019年の元日に新しい天皇が即位しこの日から新しい元号になると報道されている。これについて宮内庁の西村泰彦次長は記者会見で、1月1日は「皇室にとって極めて重要な日」だと指摘した上で、「早朝から祭祀(さいし)があるし、国事行為として位置づけられている儀式である新年祝賀の儀が行われる。1月1日には両陛下はこれらの大事な儀式や行事を終日連続して心を込めてお務めになっておられる。従って、仮に譲位ということになっても、1月1日に譲位、即位に関する行事を設定するのは、実際にはなかなか難しいのではないかと考えている」などと否定的な見解を示した。