政府は原子力関係閣僚会議を開き、高速増殖炉「もんじゅ」は時間的・経済的コストが増大しているとして廃炉を決定した。約30年かけて「もんじゅ」の解体作業を行う。将来的には周辺地域を高速炉の研究開発の中核拠点の1つと位置づける。一方で、高速実験炉「常陽」やフランスとの協力などを通じて今後も高速炉の開発を行っていく方針を確認し、核燃料サイクル政策自体は維持した。新たな高速炉の開発工程は、2018年をメドに策定する方針。

「もんじゅ」の取扱いに関する政府方針 (原子力関係閣僚会議 、2016年12月21日)
「高速炉開発の方針 」(原子力関係閣僚会議 、2016年12月21日)

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