先週の政治振り返り

ロシアのプーチン大統領が15日・16日に日本を訪れ、安倍総理の地元・山口と東京で2日間にわたり首脳会談が行われました。両政府は、北方領土で共同経済活動を行うための「特別な制度」を設ける交渉を開始することで合意しました。安倍総理は「平和条約締結にむけた重要な一歩」と成果を強調しましたが、期待されていた北方領土問題の解決について、大きな進展はありませんでした。日本とロシアは経済分野での結びつきを強めていきますが、領土問題をめぐっては今後も難しい交渉が予想されます。

12月12日(月)

12月13日(火)

12月14日(水)

12月15日(木)

12月16日(金)

今週の見通し

沖縄県のアメリカ軍普天間基地(宜野湾市)の名護市辺野古への移設をめぐり日本政府と沖縄県が争っている裁判で、20日(火)に最高裁判所は国側勝訴の判決を言い渡す見通しです。また、22日(木)には米軍の北部訓練場が返還され、記念式典が行われます。こうした一連の動きを目前に、13日には普天間基地に所属する輸送機オスプレイが名護市の海上に不時着する事故が発生しました。米軍基地問題をめぐり沖縄は反発を強まており、政府と沖縄県の対立の沈静化は見通せない状況です。