先週の政治振り返り

今月中に合流する予定の民主党と維新の党による新党の名称が「民進党」になることが決まりました。そして民主党は参院選挙に向けた経済政策をまとめ、「民進党」の選挙公約に反映させる方針です。待機児童解消のための保育士の処遇改善や、累進課税の強化などを盛り込み、格差是正を1つの焦点に安倍政権と対峙していく考えです。

3月14日（月）

• 民主・維新の合流 新しい党名は「民進党」

3月15日（火）

• 日銀 景気判断弱めるも金融緩和策は維持
• 日銀総裁「マイナス金利の効果 今後実体経済に波及」

3月16日（水）

• 原子力規制委 ＳＰＥＥＤＩ緊急時の活用 否定的見解
• 春闘 ベースアップ回答相次ぐも去年より低水準

3月17日（木）

• 経済分析会合 消費増税巡り見解分かれる

3月18日（金）

• 民主 参院選に向けて経済政策まとめる

今週の見通し

衆議院の選挙制度改革をめぐり、今月中の決着を目指す衆院の大島議長議論が各党との協議・調整に乗り出す方針です。有識者が答申した「アダムズ方式」という議席配分方式を採用することでは主要政党の意見が一致してきましたが、その導入時期についてはまだ隔たりがあり、各党の立場を議長がどのように調整できるか注目です。