先週の政治振り返り

普天間基地の移設先となる予定の沖縄県名護市・辺野古の埋め立てをめぐる国と沖縄県の間での裁判で、和解が成立しました。国が進めてきた埋め立て工事は中止され、解決に向けた協議が行われることになります。ただし、安倍総理は「辺野古への移設が唯一の選択肢であるとの国の考え方に何ら変わりはない」とも述べており、双方の立場は大きく食い違ったままです。双方が歩み寄れるのか、結局は法的な争いを進めることとなるのか、今後の進展が注目されます。

2月29日（月）

• 東電の旧経営陣3人 原発事故巡り強制起訴

3月1日（火）

• 平成28年度予算案 衆院通過 年度内成立へ

3月3日（木）

• 志賀原発の断層 「将来動く可能性 否定できず」
• 国連安保理 北朝鮮制裁決議を全会一致で採択

3月4日（金）

• 「核弾頭を準備」北朝鮮 制裁などに強く反発
• 辺野古巡る裁判和解へ 首相「沖縄県と和解する決断をした」
• 辺野古埋め立て巡る裁判・和解協議の経緯
• 辺野古埋め立て巡る裁判 国と沖縄県の和解が成立
• 温室効果ガス 2050年に80％削減 政府が計画案

3月5日（土）

• 中国 5年間の成長率目標は年平均6．5％以上

今週の見通し

今月に合流することで合意している民主党と維新の党は、新党の党名や綱領の策定にむけて協議を行っています。8日にもその中間報告を取りまとめる方針ですが、党名の決め方などで調整がついていません。党名に「民主」の言葉を残すかどうかについて意見が隔たったままで、作業が遅れる可能性も指摘されています。