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【テレビの現場】雨や雪がたいして降ってないのに中継してるのはナゼ?

ことしも雨の季節が近づいてきました。
最近だと今月21日は関東地方で大雨で、民放キー局は雨の様子をたびたび中継していましたね。
きょうは、こうした天気中継の裏事情について現役のテレビ記者にうかがいます。
台風とか大雨の中継は、テレビ報道ならではって感じがするニャ。
ずぶ濡れになりながらの中継・・大変なお仕事だニャ。
お天気情報はもちろん関心事ですけど、雨や雪がたいして降ってないのしつこくテレビで中継していることもありますよね。なんでなんですか?
それは耳が痛いですね。
本当は大雨や大雪の現場から中継したかったのに、予報が外れてしまった時などにありがちです。
天気中継をあてに番組の構成を決めてしうので、それをやめると放送に穴があいてしまうので、やらざるを得ない、というのが正直なところですね。
雨が降ってないのに中継だなんて、中継してる記者さんも辛いだろうネ。
そうですね。
記者としても「どうしよう、降ってない・・でもやるしかない」っていう感じですね。
そういう逆境の中でも、「雨を予想してこんな人もいた」とか、あの手この手で場をつないで、なんとか中継を全うする、という感じですね。
テレビ放送って、そういう意味では時代遅れかもしれへんな。
24時間365日の放送枠を体裁よく埋めないと放送事故になるっていうのは構造的な欠陥やで。
プロ野球の試合が当たり前のようにテレビで連日中継されてた頃を思い出すわ。
野球が雨で中止になったりしたとき、放送の穴をうめるための番組が準備されてて、「雨傘番組」なんて呼ばれてたわ。
そうじゃな。
まあ、テレビ以上に時代遅れともみられてる新聞を愛読しているワシらが「時代遅れ」と指摘するのも、おかしいかもしれんがのう。
天気中継の裏事情からも、放送という媒体の特性が分かりますね。
こうしたメディアの弱点を知っておくのも、受け手のリテラシーとしては大事ですね。

【朝刊比較】5紙の1面記事&社説一覧

朝日新聞

毎日新聞

日経新聞

読売新聞

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