安倍首相は働き方改革をめぐり、先月国会で「厚生労働省の調査によれば、裁量労働制で働く人の労働時間の長さは、平均的な人で比べれば一般労働者よりも短いというデータもある」と答弁していたが、野党側から誤りだと批判されていた。
これについて安倍首相は国会で、「引き続き精査が必要なデータを基に行った私の答弁を撤回するとともにおわび申し上げたい」と述べた。
野党側は関連法案の内容も検討し直すよう求めたが、安倍首相は、「撤回したデータのみを基盤に法案を作成したわけではない」などと、見直す考えはないと強調した。