先週の政治振り返り

安倍首相は連日、参院選挙の応援演説のため地方遊説を行いました。アベノミクスは道半ばだとしながらも、安倍政権の3年半で経済実績を上げてきたことをアピールするとともに、民進党・共産党など野党の選挙協力を「野合」だと批判しています。一方の野党側は、集団的自衛権の行使を限定的に認める安保法制を廃止することなど共通政策を掲げ連携を確認。事実上の選挙戦がスタートしています。

6月6日（月）

• 沖縄県議選 翁長知事を支える県政与党が過半数維持

6月7日（火）

• 野党4党と市民連合 安保法廃止など目標に連携

6月8日（水）

• ＧＤＰ実質年率＋1．9％に上方修正
• クリントン氏が勝利宣言 トランプ氏と対決へ

6月10日（金）

• オバマ大統領 クリントン氏支持を表明
• 40年超の高浜原発 「工事計画」認可 初の運転延長へ
• 長期金利 一時マイナス0．155％ 過去最低更新
• 国債資格返上検討で三菱東京ＵＦＪ頭取が会見

6月11日（土）

• アジア開発銀行 ＡＩＩＢとの初の協調融資を承認

今週の見通し

公費で家族旅行をしていたなど政治資金をめぐる様々な疑惑が追求されている東京都の舛添知事について、今週にも都知事に対する不信任案が都議会に提出される見通しです。舛添知事がこれにどう対応するか。仮に辞任となった場合、各党がどんな候補者を候補者に担ぐことになるのか。参院選挙に出馬予定の民進党・蓮舫議員の名前も取りざたされており、国政選挙の行方とも関連し注目されます。