イラクに派遣された自衛隊の「日報」をめぐっては、2017年2月に当時の稲田大臣が国会で「見つけることができなかった」と答弁していた。その後、2017年3月27日に陸上自衛隊の研究本部で日報は発見されたが防衛大臣に報告はなく、その後の情報公開請求に対しても「存在しない」と回答してきた。防衛省はこの問題についての調査結果を公表した。
それによると、2017年3月に日報を見つけた研究本部の課長や職員は、大臣への報告が必要だと認識していなかった。また、情報公開請求に対応した職員は、日報の確認を十分行っていなかった。
防衛省は、事務方トップの豊田事務次官や制服組トップの河野統合幕僚長を含む関係者17人を処分する一方で、組織的な隠ぺいはなかったと結論づけた。
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