IR(=統合型リゾート施設)とは、カジノや会議場、ホテル、商業施設などが一体的に整備された区域。2016年に成立した「カジノ解禁」法案が、政府に対し、カジノを解禁しIRを整備するよう促していた。
政府が閣議決定した法案では、
・IRの整備区域は全国で当面3か所とし、7年後に見直す
・事業者に対しては、カジノの収益の30%を国に納付することを義務づける
・日本人利用客のカジノの入場料は6000円、入場回数は1週間で最大3回、4週間で10回までに制限する
ことなどが盛り込まれた。安倍首相は「国際会議場や家族で楽しめるエンターテインメント施設が一体的に運営され、世界中から観光客を集める滞在型観光が実現できる。ギャンブル依存症などのIRに対するさまざまな懸念に万全の対策を講じ、法案の成立に全力で取り組み、観光先進国の実現を目指す」などと、法案の意義を強調した。政府は、この法案を今の国会で成立させる方針。
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