公約の冒頭では、
今回の総選挙の最大のテーマは、安倍政権の是非であり、暮らしや平和を破壊するアベ政治の暴走をこれからも続けさせるかです
と強調。
アベ政治の暴走への対案は、「憲法を活かす政治」です(中略)社民党は、憲法を変えるのではなく、憲法の理念や条文を活かして、 この社会をもっと生きやすく暮らしやすい社会へと改革していくことを訴えています
この総選挙で、憲法をないがしろにし、国 民に背を向けた暴走を続ける安倍政権を終わらせましょう。そして改憲をめざす保守二大勢力を3分の2割れに追い込みましょう
と訴えています。主要な争点における社民党の主張は以下の通りです。
アベノミクス「失敗」
- 「2年間で物価上昇2%、名目成長3%の目標」は未達成
- 「景気回復の実感なし」が8割近く
などと指摘し、「アベノミクスは失敗」と断じています。
大企業や富裕層の優遇によって経済成長を目指すアベノミクス(トリクルダウンの経済政策)ではなく、一人一人の生活や地域、中小企業を元気にする「ボトムアップの経済政策」を通じ、GDPの6割を占める個人消費を温め、実感ある景気回復を実現します
と主張しています。
消費税率10%への引き上げ「反対」
格差が拡大する中、逆進性があり、国民生活や景気の悪化を招く消費税率の10%への引き上げには反対します
として、消費税増税に反対。その一方で「財源確保プラン」として
- 法人税率の引き上げ(中小企業は除く)
- 金融所得課税の課税強化
- 所得税の最高税率の引き上げ
などを掲げています。
安全保障関連法「廃止」
集団的自衛権の行使を容認した「7・1閣議決定」を撤回させ、「戦争法」を廃止します
と主張。「戦争法」=安保関連法の廃止を訴えています。
憲法9条に自衛隊明記「反対」
「戦争法」に基づき、アメリカと一体となって世界中で戦争する自衛隊をそのまま憲法に位置づけ、9条を死文化しようとしている安倍首相の「2020年改憲案」に反対します。9条の平和主義を守り活かします。教育無償化や参議院の合区解消、緊急事態対応には、憲法改正は不要です
と主張しています。
普天間基地の辺野古移設「断念を求める」
辺野古新基地建設に反対し、普天間飛行場の閉鎖・撤去、県内への移設の断念を求めます。在日米軍再編合意については米国と再交渉を行い、在沖海兵隊の早期の全面撤退を求めます
として、普天間基地の辺野古移設には反対です。
原発「早期の脱原発実現をめざす」
原発の新増設はすべて白紙撤回し、既存原発の再稼働に反対します
原発は危険性の高いものから順次廃炉作業に着手し、早期の脱原発実現をめざします
などと主張。再稼働に反対し早期の脱原発を訴えています。
コメント