北朝鮮が西岸から発射した弾道ミサイル1発は約40分間、約900キロ飛行し、秋田県の男鹿半島から西に約300キロの日本のEEZ(排他的経済水域)に落下した。北朝鮮の弾道ミサイルが日本のEEZ内に落下したのは5回目。
ミサイルの高度は2500キロを大きく超えた。約40分間と言う飛行時間の長さも、2500キロを超えた高度も過去最高となる。
安倍首相は記者団に対し「今回のミサイル発射は、さらに脅威が増したことを明確に示すものだ」と述べた。国連の安保理決議違反であり、日本政府は北朝鮮に対し抗議した。
その後、北朝鮮は国営・朝鮮中央テレビを通じて「ICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射実験に成功した」と発表した。北朝鮮がICBMの発射実験を行ったと発表したのは初めて。
発表によると、発射したのは、新たに開発した弾道ミサイル「火星14型」で、通常より角度をつけて高く打ち上げる「ロフテッド軌道」で発射し、933キロ飛んだ。高度は2802キロに達した。
発表ではまた、「わが国は核兵器とともにICBMを保有した、堂々たる核保有国として、アメリカの核戦争の脅しを終わらせるだろう」と主張した。
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