アメリカ・サンフランシスコ市議会は、中国系アメリカ人の団体が今年9月に市内に設置した、慰安婦問題を象徴する少女像などの寄贈を受け入れる決議案を11月14日に全会一致で可決した。サンフランシスコ市のリー市長は拒否権を行使せず、22日に寄贈の受け入れを承認した。これにより少女像は市の所有物となった。
これを受けて、サンフランシスコ市と姉妹都市である大阪市の吉村市長は、「リー市長に思慮深い対応、ひいては拒否権の行使を要請してきたが大変遺憾だ」「大阪市とサンフランシスコ市との姉妹都市の信頼関係は消滅した」などとするコメントを発表し、姉妹都市を解消する考えを示した。
この問題をめぐっては日本政府もサンフランシスコ市長に対し、拒否権の行使を申し入れていた。
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