先週の政治振り返り
国内政治では、民進党の代表選挙戦がスタートしました。前原元外務大臣と枝野元官房長官の2人の一騎打ちです。
アメリカと韓国の合同での軍事演習が始まりました。北朝鮮は26日に飛翔体を日本海に向けて発射しましたが、これまでよりも反発が抑制的との見方もあります。
8月21日(月)
米韓合同軍事演習が開始
アメリカ軍と韓国軍による定例の合同軍事演習が31日まで11日間の日程で韓国で始まった。朝鮮半島の有事を想定したコンピューター上のシミュレーションが中心。
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は「無謀な戦争のシナリオを実行しようとするアメリカの策動は平和に対する挑戦にほかならない」「アメリカが核の戦略兵器を動員すればするほど、われわれは、選択した核武力強化の道がいかに正々堂々たるものかを実感し核開発の道を前進していく」などと強く反発している。
民進党の代表選挙戦スタート。前原氏と枝野氏の一騎打ち
蓮舫代表の後任を決める民進党の代表選挙に、前原元外務大臣と枝野元官房長官の2人が立候補し、来月1日の臨時党大会での投開票に向けて選挙戦がスタートした。
8月26日(土)
北朝鮮、飛翔体を日本海へ発射
発射した飛翔体について、アメリカ太平洋軍は「短距離の弾道ミサイル3発を発射し、2発は約250キロ飛行し」と分析しているのに対し、韓国軍は「改良型のロケット弾数発」と分析している。
北朝鮮は米韓合同軍事演習に反発姿勢を示したものとみられるが、射程が短いことなどから、アメリカの出方を見極めるために抑制的な行動にとどめている可能性もあるとみられる。
今週の見通し
民進党の代表選挙線は、共産党との選挙協力や小池都知事との連携のあり方、憲法改正への姿勢などをめぐって論戦が続きます。9月1日の党大会で投開票が行われ、新たな代表が決まります。
同じ9月1日には米韓の合同軍事演習が終わります。北朝鮮が新たな挑発行為に出るのか引き続き注目されます。
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