南スーダンに派遣されていた自衛隊のPKO部隊の「日報」が、当初は破棄したと説明していたにも関わらず実際には陸上自衛隊で保管されていた問題で、防衛省の特別防衛監察による調査結果が公表された。
日報が保管されていたことが報道で明らかになる前に稲田大臣が報告を受けていたかどうかについては「書面による報告や非公表を了承した事実はなかった」とする一方で「日報の存在に関する何らかの発言があった可能性は否定できない」としており、大臣への報告が実際にあったかなかったのかは曖昧なままとなった。関係者の証言が食い違い、どちらが正確か解明しきれなかった。
また、一連の問題の発端は陸上自衛隊の不適切な対応だと指摘した。日報に関する情報公開請求に対して、陸上自衛隊の司令部などが意図的に不開示にしたと事実認定した。
さらに、陸上自衛隊に日報が保管されていたことを公表しないと最終的に決定したのは黒江事務次官だとした。
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