歳出面では、一定の所得がある高齢者の医療費負担を増やすなどして圧縮したものの、社会保障費が過去最大の32兆4735億円となった。防衛費は、ミサイル防衛の強化費用などを計上し過去最大の5兆1251億円。
歳入面では、3分の1以上を国債に依存する厳しい財政状況が続いている。
詳細はこちらの資料を参照:「平成29年度予算政府案」(財務省HP内)
http://www.mof.go.jp/budget/budger_workflow/budget/fy2017/seifuan29/index.htm

政府が目玉政策としてアピールしているのは、以下のような「分配」や「働き方改革」実現に向けた政策だ。

<「一億層活躍社会」実現に向けた「分配」政策>
・給付型奨学金の創設
・保育士・介護人材等の処遇改善
・保育の受け皿拡大
・年金の受給資格期間の短縮
・育児休業制度の拡充
・雇用保険料の軽減 など

<働き方改革の推進>
・賃金アッフ?を図る企業への助成
・「勤務間インターハ?ル」を導入する中小企業への支援
・非正規労働者の 正社員転換や待遇改善に取り組む企業の支援 など