主な内容は以下の通り。
<所得税の配偶者控除の見直し>
世帯主が「所得税の配偶者控除」を受けるための配偶者の年収上限を、今の「103万円以下」から「150万円以下」に引き上げる。これまで夫の税金が増えないように年収103万円を超えないように労働時間を調整してきたパート女性が、税金を気にせず働ける幅を広げるのが狙い。
この改正に伴って全体の税収が減るのを防ぐために新たに所得制限を設ける。世帯主の年収が1120万円を超える人から控除額を段階的に減らし、年収が1220万円を超えると控除の対象外となる。
<酒税の一本化>
いまは税額が異なるビールや発泡酒、第3のビールの税額を一本化する。2020年10月から、ビールを段階的に減税する一方、発泡酒と第3のビールを増税する。
<エコカー減税>
エコカー減税を来年春から2年間延長する一方で、燃費基準を厳しくする。減税対象となる新車の割合は、現在の9割程度から、来年春から1年間は8割程度、再来年春からは7割程度に絞り込む。
<タワーマンション税制>
高さ60mを超える新築マンションの固定資産税の税額について、現状は階数によって差はないが、上の階ほど価格が高いことを踏まえて、高層階の方が税率が高くなるように見直す。
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