先週の政治振り返り
核燃料サイクル政策の中核である高速増殖炉「もんじゅ」を廃炉にする方針を決定しました。トラブル続きの「もんじゅ」は幕引きとなります。ただし、核燃料サイクル政策の推進を諦めた訳ではありません。もんじゅが「原型炉」という開発段階ですが、もう1ステップ先の「実証炉」開発の工程表を今後策定する方針です。
また、政府は2017年度予算案を閣議決定しました。97兆4547億円で、5年連続で過去最大規模を更新します。国債の新規発行額は7年連続で減少させましたが、歳入の3分の1を借金に頼る構図が続いており、厳しい財政状況が続いています。
12月19日(月)
12月20日(火)
12月21日(水)
12月22日(木)
- 福島県の帰還困難区域の除染 国費をはじめて投入
- 政府 沖縄の米軍北部訓練場の半分以上返還は負担軽減に
- 来年度予算案閣議決定 一般会計97兆4547億円
- 第3次補正予算案決定 赤字国債1.7兆円余追加発行
今週の見通し
安倍総理大臣はアメリカのハワイを訪問し、来年1月に任期を終えるオベマ大統領と最後となる日米首脳会談を行います。また、「アリゾナ記念館」を訪問し、旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を追悼する予定です。今年5月にオバマ大統領が被爆地・広島を訪問したのと相まって、過去の歴史を乗り越えた日米の強い同盟関係を示すことになります。
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