先週の政治振り返り
TPP協定の承認案・関連法案が成立しました。アメリカ抜きではTPPは発効の条件を満たさず、トランプ次期大統領がTPPからの離脱を明言しているため、TPPの発効は絶望的な状況ですが、日本は国家意思を示した形です。
また、韓国の国会ではパククネ大統領の「弾劾訴追案」が可決され、パク大統領は職務停止に追い込まれました。韓国では次の大統領を選ぶ段階へと移り、しばらく政治空白期間となることが懸念されます。今月、日本・中国・韓国の首脳会談を日本で開催する方向で調整していましたが、これも開催できなくなったとみられています。
12月8日(木)
12月9日(金)
- 原発事故費用 従来の2倍の21兆円余に膨らむ見通し
- 川内原発1号機が運転再開 きょう午前「臨界」に
- TPP協定が国会承認 関連法も成立
- 株価 一時1万9000円台回復 終値で最高値更新
- 韓国パク大統領の弾劾議案 国会が可決 大統領の職務停止へ
- ロンドン市場 円相場 1ドル=115円台 10か月ぶり
12月11日(日)
今週の見通し
15日(木)16日(金)にロシアのプーチン大統領が日本を訪れ、安倍総理の故郷・山口県と東京で首脳会談を行う予定です。日本とロシアの間には第二次世界大戦以来、平和条約がありません。北方領土問題の解決・平和条約の締結交渉が進展するのか、あるいはロシアが求める経済分野での協力だけにとどまるのか。日本としては厳しい交渉で成果を挙げて歴史的な会談とできるのかが注目です。
また、14日(水)には今の国会が会期末を迎えます。先週衆議院を通過した「カジノ解禁」法案が参議院でも可決され成立するのかが焦点です。
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