先週の政治振り返り
7月10日に参議院選挙が投開票されました。自民党は単独で参議院の過半数となる57議席には届かなかったものの56議席を獲得。14議席を獲得した公明党と合わせた与党で70議席を獲得、大勝しました。また、自民・公明に、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党を加えた、憲法改正に前向きないわゆる「改憲勢力」で参院の3分の2を獲得しました。衆院では自民・公明で3分の2の勢力があり、衆院・参院ともに改憲勢力が3分の2を得るという歴史的な選挙結果となりました。
7月4日(月)
7月8日(金)
7月10日(日)
7月11日(月)
- 参院選 121の改選議席すべて決まる
- 参院選 自民 単独過半数確保できず
- 参議院 憲法改正に前向きな勢力が3分の2に
- 自公党首会談 憲法審査会で議論深め幅広い合意を
- 鹿児島県知事選 新人の三反園氏が当選
今週の見通し
安倍政権は今回の選挙での勝利で政権基盤を固めました。今後は経済政策アベノミクスに取り組むとともに、憲法改正の議論がどう進んで行くかが焦点となります。ただし、与党・公明党の山口代表も憲法9条の改正は必要ないと述べているように、与党内にも憲法9条を改正すべきという機運は高まっていません。安倍首相も言及しているように、野党の合意も得られるテーマ(緊急事態条項など)から取り組んでいくことになりそうです。
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