先週の政治振り返り

アメリカのオバマ大統領が、今月26・27日のG7伊勢志摩サミットに出席するため来日するのにあわせて、被爆地・広島を訪問すると発表しました。現職のアメリカ大統領の訪問は史上初で、残る大統領任期が短いオバマ氏にとって自身の1つのレガシー（政治的な遺産）にする狙いがあると見られています。「核兵器なき世界」へ向けた国際的機運を高めることができるかが注目されます。

5月10日（火）

• パナマ文書 20万社超える法人や個人名を公表
• 熊本地震 大規模災害復興法の非常災害に初指定
• 政府 オバマ大統領広島訪問を発表
• ホワイトハウスもオバマ大統領広島訪問を発表

5月11日（水）

• 国の借金 1049兆円余り 厳しい財政状況続く

5月12日（木）

• 野党4党 選択的夫婦別姓導入へ民法改正案を共同提出
• 社民・吉田党首「民進との合流も選択肢」

5月13日（金）

• 舛添知事「懸念招き反省」収支報告書を訂正し返金へ
• 日銀 消費活動指数を初公表 消費弱さ示す結果に

5月14日（土）

• 社民との合流 民進では「困難」の見方強まる

5月15日（日）

• 共産 待機児童解消へ 独自の対策取りまとめる

今週の見通し

18日（水）に2016年1～3月期のGDP速報値が発表されます。2017年4月に消費税率を10％に引き上げることが予定されていますが、増税によって景気が冷え込むことが懸念されており、消費増税の延期が取りざたされています。今回のGDP速報値は、増税を延期するかどうかその1つの大きな判断材料と位置付けられていて、どんな数字が出てくるのか、安倍政権がそれを踏まえてどんな判断を下すのかが焦点です。