先週の政治振り返り

熊本で最大震度7の阪神淡路大震災と同規模の大地震が発生し、熊本県を中心に甚大な被害が発生しています。政府が震災対応を優先するため、TPPをめぐる国会審議が遅れる影響も出ています。政府・与党が目指していた今の国会でのTPP承認および関連法案の成立が秋の臨時国会に先送りされる可能性が現実味を増してきました。

4月12日（火）

• 普天間基地返還 日米合意から20年 事態進展せず
• 「参院選の前哨戦」衆院2補選告示
• ＩＭＦ 日本の経済成長率を0．5％に下方修正

4月13日（水）

• ＯＥＣＤ事務総長「消費税率 将来的には15％に」
• 韓国総選挙 与党大敗 日韓関係への影響懸念する声も

4月15日（金）

• 北朝鮮ミサイル 金主席の誕生日に発射も失敗か

4月16日（土）

• 気象庁「熊本地震は『前震』 今回が本震か」
• ＧＤＰ引き上げへ数値目標 成長戦略骨子案まとまる
• Ｇ20が声明発表 「課税逃れの対策進める」

今週の見通し

熊本地震への対応と、これが国会審議にどう影響するかが引き続き焦点です。また24日（日）には、与野党の候補が激しく競り合っている衆議院・北海道5区の補欠選挙が投開票されます。夏の参院選の前哨戦と位置づけられる選挙、勝って勢いづくのは与党か野党か。結果が注目されます。