今週の政治振り返り

最高裁判所から3回連続で「違憲状態」とされている衆議院の選挙制度改革をめぐって、検討してきた有識者の調査会が答申（意見）を衆議院議長あてに提出しました。「1票の格差」を縮小し、小選挙区と比例代表で合わせて10の「定数削減」となる内容です。衆議院の大島議長は1か月程度で考え方をまとめるように各政党に求めていますが、各党の反応は様々で、この答申がどの程度採用されるのか、どんな結論になるのかはまだ見通せない状況です。

1月14日（木）

• 補正予算案 衆院本会議で可決 参院へ
• 衆院選挙制度見直し 有識者調査会が答申提出
• 衆院選挙制度改革 定数削減の各党反応

1月15日（金）

• 宜野湾市長選 普天間基地移設計画に影響及ぼさず

1月16日（土）

• 台湾総統選 民進党の蔡氏が圧勝 初の女性総統に

1月17日（日）

• 沖縄 宜野湾市長選告示 現職と新人が立候補
• ＡＩＩＢ新総裁 日米などに参加呼びかけ
• イラン経済制裁解除を決定 6か国と共同声明

来週の見通し

沖縄県・宜野湾市長選挙が24日（日）に行われます。菅官房長官は否定しているののの、この選挙結果は宜野湾市内にある普天間飛行場の移設計画の行方に影響を与えるとみられ、「政府と沖縄県との代理戦争」として注目です。日米両政府は普天間基地を沖縄県・名護市辺野古という場所に移設する計画ですが、これに沖縄県知事も名護市長も反対している中、宜野湾の市長までも反対派となると、「地元の民意に反する計画」という批判がいっそう強くなるとみられるためです。