テレビに対するよくある批判の1つに「ニュース番組なのにグルメ特集ばかりやっている」という指摘があります。
結局のところ、民放の場合は特に視聴率がとれないとビジネスが成り立ちません。視聴率がとれるものは何かというと、グルメや動物などのネタに飛びついてしまう強い誘惑があるわけですね。夕方の時間帯は特に、民放各社が「ニュース番組」を横並びでOAしていて視聴率争いの主戦場になっていることから、この傾向が顕著です。
「視聴者に何が響くのか」を考えた結果として現状のテレビニュース番組作りになってしまっているわけで、ニュース番組を作るテレビマンと、それを消費する視聴者の、まさに「鶏と卵の関係」ですね。

外からはあまり見えないと思いますが、民放テレビ局の報道の現場には「もっとちゃんと報じるべきニュースに取り組みたい」と考えている人はたくさんいて、そういう意味では「中の人間」も、フラストレーションやジレンマを抱えながらやっている側面は強いと思います。
ちなみに、テレビ報道の現場には「視聴率」以外にも、OA時刻までにニュースを作らなければいけないという時間的制約や、映像化できないとテレビではニュースにしづらいなど、様々な制約があります。