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【2019年参院選】争点ピックアップ「普天間基地の辺野古移設」めぐる各党の主張

今回のテーマは、沖縄県宜野湾市にある在日アメリカ軍の普天間基地の名護市・辺野古への移設計画についてです。
これまでの経緯や主な主張などは、こちらの記事を参照してください。
政府は、アメリカ政府との合意に沿って、辺野古への移設計画を進める方針だニャ。
だけど、「新しい基地の建設は認めない」などとして移設計画に反対する沖縄の民意は、度重なる選挙や県民投票で示されてきたニャ。
自民党は詳しい政策集「令和元年政策BANK」の中で、

日米安保体制の抑止力を維持しつつ、沖縄等の基地負担軽減の実現のため、普天間飛行場の辺野古移設や在日米軍再編を着実に進める

と主張しておる。

公明党は公約で、

厳しさを増す安全保障環境を踏まえながら、日米同盟の抑止力を維持しつつ、日米で合意されている嘉手納以南の土地返還計画の加速化や訓練の県外分散移転の着実な実施、在日米軍の再編等を通じて、目に見える形での負担軽減を実現します

と指摘しとるで。「普天間」や「辺野古」という言葉は使ってへんけど、移設計画を進める立場やな。

これに対して、野党各党と市民団体が合意した「共通政策」には、

沖縄県名護市辺野古における新基地建設を直ちに中止し、環境の回復を行うこと。さらに、普天間基地の早期返還を実現し、撤去を進めること

と明記されています。

この「共通政策」にサインしている立憲民主党、国民民主党、共産党、社民党は、辺野古への移設計画には反対ということだわ。
「共通政策」には参加しいていない日本維新の会は、公約に

普天間基地の負担軽減

と記載しているけど、辺野古への移設計画の是非についてははっきり言及していないネ。

沖縄の民意に寄り添えば移設計画はストップして然るべきですが、県外移設を模索した民主党の鳩山政権も代替案を見つけられなかった過去があります。
同盟国アメリカとの合意もある中で、非常に難しい問題ですね。

【朝刊比較】5紙の1面記事&社説一覧

朝日新聞

毎日新聞

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読売新聞

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