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【ニュース用語解説】「保守」と「リベラル」、「右派」と「左派」

政治ニュースの中で、「保守」や「リベラル」という言葉が使われますね。
きょうはこの用語について解説していきます。
辞書で調べると、「保守」は

古くからの習慣・制度・考え方などを尊重し、急激な改革に反対すること
(三省堂大辞林)

という意味だね。

自由民主党が「保守」政党の代表格じゃ。
日本国憲法の改正を目指したり、伝統的な家族観を大切にしようという考え方じゃ。
いまの憲法は戦後GHQに押し付けられたものやからな!自主憲法の制定を実現すべきやで!
一方で「リベラル」は、

自由を重んじるさま。伝統や習慣にとらわれないさま
(三省堂大辞林)

という意味だよ。

立憲民主党などが「リベラル」政党と位置付けられているわ。
日本国憲法は平和憲法として世界に誇るべきものじゃないかしら。
同感です!それに、家族のあり方も多様になってきました。夫婦別姓も認めるべきだと思います!
憲法改正や夫婦別姓は、保守とリベラルの考え方が真っ向から対立するテーマですね。
政治的スタンスを表現する言葉としては「右派・左派」もありますが、この言葉はわかりますか?
「保守=右」「リベラル=左」という風に使われているよね。なんで左右なんだろう?
フランス革命の頃、議会において議長から見て右側に「保守」が、左側に「リベラル」が座ったのが言葉の由来なんじゃ。
新聞でいうと、「リベラル=左」のスタンスなのは、朝日新聞や毎日新聞ですね!
安倍政権は「保守」だから、朝日新聞・毎日新聞は安倍政権の考え方に反対のことが多いわね。
「保守=右」のスタンスなのは、読売新聞や産経新聞じゃ。
安倍政権の政策を支持することが多いのう。
もちろん支持しとるし、例えば憲法改正とか、もっと力を入れろと政治にハッパをかけとるで。
日経新聞は、そういう左右の対立よりも、経済の側面から物事を見ている感じだね。
厳密な定義があるわけではありませんが、保守やリベラル、左派や右派といったの言葉の意味や背景がわかると、ニュースへの理解が深まりますね。

【朝刊比較】5紙の1面記事&社説一覧

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