本州(山口県)と九州(福岡県)を結ぶ道路事業の調査をめぐって、国土交通省の塚田副大臣が安倍首相と麻生副首相を「忖度した」と発言した問題。朝日新聞は今日も1面や社説で取り上げ、大きく報じています!
塚田副大臣はきのう国会で「大勢が集まる会だったので、我を忘れて事実と異なる発言をした」などと釈明して、謝ったようじゃな。
野党側はさっそく塚田副大臣の辞任を要求したけど、安倍総理は続投を明言したんやな。
耳を疑う発言に呆れるね。日経新聞も社説で

もし道路の建設計画に何らかの政治的な配慮が働いたのなら重大である

行政の公平性に疑念を抱かせた責任は重い

と批判しているよ。

毎日新聞も社説で厳しく批判しているわ。

公共事業の予算措置に忖度を働かせるというのは言語道断だ。しかも、それを自身の手柄のように語る振る舞いには、公金を厳正に扱うべき立場にある自覚が感じられない

ってね。

百歩譲って、一連の発言が事実と異なるものだったとしても、地元への利益誘導で支持者の歓心を買おうとした事実は消えません!
朝日新聞が社説で言っているように、

塚田氏が自ら辞任しないのであれば、安倍首相が速やかに更迭すべき

だと思います!

朝日・毎日・日経の3紙は社説で取り上げ批判していますが、読売・産経は社説では取り上げていません。新聞社ごとの温度差がうかがえますね。
「忖度」は、森友学園や加計学園をめぐる問題で注目され、2017年には流行語大賞にも選ばれたキーワードですが、再び注目ワードに浮上した形です。
別の話題じゃが・・日産自動車のカルロス・ゴーン前会長が再び逮捕されることになりそうじゃ。日経新聞を除く各紙が1面で伝えておる。
ゴーン被告は去年11月に逮捕されて以来、108日間の勾留を経て、先月6日に保釈されたばかりだよね。今度は何の疑いかな?
日産の子会社「中東日産」を通じてオマーンの販売代理店に支出されていた約35億円の一部を、不正に流用した疑いがあるみたいよ。
ゴーン被告はこれまでの調べに対して、正当な支出だった、などと主張しているみたいです。
特捜部の事件で、保釈後に余罪で再逮捕されるのは異例のことや。逮捕されて、東京地裁が認めれば、ゴーン被告は再び勾留されることになるで。
一方でゴーン被告はツイッターとやらで、今月の11日に記者会見を開くと明らかにしたようじゃな。というか、インターネットを使った情報発信はできるんじゃな。
保釈の条件で、携帯電話のネット機能の利用は禁止されているけど、弁護士事務所の中に限って、パソコンでのインターネット閲覧は可能らしいよ。
ゴーン被告の弁護人は、この再逮捕の方針について、また身柄を拘束するのはやりすぎだ、と反発しているようね。
読売新聞報道によれば「既に逮捕状を取ったとみられ」るそうです。再逮捕はあるのか、いつあるのか、11日の記者会見は行われるのかどうか、今後の推移に注目ですね。

きょうの紙面一覧

朝日新聞 1面記事一覧

毎日新聞 1面記事一覧

日経新聞 1面記事一覧

読売新聞 1面記事一覧

けさの読売新聞の1面は以下の通りじゃ。

  • ゴーン被告 4度目逮捕へ 東京地検 オマーンルート 特別背任容疑
  • 東邦 春V 平成元年も最後も
  • 地銀統合了承に条件 政府基本方針 「サービスの維持」
  • 銀座-臨海部に地下鉄 都、10〜20年後に

社説はこれじゃ。

産経新聞 1面記事一覧

今日の産経新聞の1面記事はこれやで!

  • ゴーン被告、4回目逮捕へ 東京地検 オマーン資金流用疑い
  • 歴史戦「徴用工」写真は戦後撮影 撮影者証言 筑豊炭田の日本人
  • 李登輝 秘録 第1部 虚々実々の両岸関係2 台湾に武力行使せず 主席から言質2

社説はこれや!