第4次安倍改造内閣が発足した。麻生副首相や菅官房長官など政権の「土台」が留任する一方で、自民党総裁選挙で自らを支持した派閥へも配慮し、12人が初入閣した。
総裁選で石破氏を支持した議員からは唯一、当選3回の若手である山下貴司氏を法務相に抜擢した。また、「全世代型社会保障改革担当大臣」のポストが新設され、茂木経済再生担当相が兼務する。
安倍首相は記者会見で、今回の改造内閣を、実務型の人材を結集した「全員野球内閣」と名付けた。また、「全世代型社会保障改革担当大臣」については、少子高齢化が最大の課題だと指摘した上で、「茂木経済再生担当大臣には早速、人生100年時代を見据え、生涯現役社会を実現するための雇用制度改革の検討を開始してもらう」などと述べた。